日本語の「本を(今)読んでいる」「書いている」のように、「・・・している」という動作の継続進行(계속진행)を表す形。「・・・しつつある」で言い換えうるような「・・・している」は、基本的にこの「하고
있다」(Ⅰ-고 있다)で表せる。今「・・・している」ので、いつかは「・・・しなくなる」「・・・し終わる」ような動作に用いることが多い。
지금 뭐 하고 있어요? - 네, 책을 읽고 있어요. 今、何をしているんですか。 - うん、本を読んでいるんですよ。 전자공학을
전공하고 있습니다. 電子工学を専攻しております。 아주머니,
뭘 팔고 계세요? すみません(おばさん)、何を売っていらっしゃるんですか。
また、「하고 있다」形は「알고 있다」(知っている)や「사랑하고있다」(愛している)のように、精神的な営みの継続進行も表す。
내가 너를 얼마나 사랑하고 있는지, 알고 있어? 俺がおまえのことどれほど愛しているのか、知ってる?
尊敬形(존경형)「・・・しておられる」「・・・していらっしゃる」は「하고계시다」(Ⅰ-고
계시다)を用いる
언니, 아까 할머니 뭐 하고 계셨어요? - 응, 책 보고 계셨어. お姉さん、さっき、おばあさん、何をなさってたんですか。 -うん、本見てらしたよ。
「하고 있다」の尊敬形として次の形はほとんど用いない。
「하시고 있다」 (하시고が尊敬形。있다は非尊敬形) 「하시고
계시다」 (하시고も尊敬形。계시다も尊敬形)
「窓が開いている」「お金が落ちている」のように自動詞の動作の結果の継続を表すには
「해 있다」(Ⅲ 있다)形を用いる。他動詞は一般に「해 있다」形は持たない。
「옷을 입다」(服を着る)、「스웨터를 벗다」(セーターを脱ぐ)、「모자를
쓰다」(帽子をかぶる)、「안경을 끼다」(めがねをかける)などのように、客体に働きかけた主体の動作が主体自身に返ってくるような動作を表す他動詞を、再帰動詞(재귀동사)と呼ぶ。こうした再帰動詞に「하고
있다」(Ⅰ-고 있다)が用いられると、動作の継続進行だけでなく、動作の結果の継続も表すことができる。これら再帰動詞も他動詞なので「해
있다」(Ⅲ 있다)形は使えない。「차를 타다」(車に乗る)なども同様。
과장님은 오늘 모자를 쓰고 계셨어요. 課長は今日、帽子をかぶっていらっしゃいましたよ。 [結果の継続] 저기
지금 천천히 모자를 쓰고 있는 사람이 과장님이에요. あそこで今、ゆっくり帽子をかぶろうとしている人が課長です。 [継続進行] 흰
옷을 입고 있는 저 사람이 누구에요? あの白い服を着ている人は誰ですか。 저
지금 전철 타고 있거든요. 제가 나중에 전화 드릴게요. 私、今電車に乗ってるもんですから。あとで私が折り返しお電話差し上げます。
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