「~ㄹ/~을 수 있다」:「~することができる」「~ㄹ/~을 수 없다」:「~することができない」
「수」は「方法、すべ、手段」、または「知恵、アイディア」などの意味を持つ名詞。「수」の後ろに主格助詞の「가」が付いた「수가」を使うケースもある。
未来連体形(ㄹ/을)の後ろに続く「수」の発音は常に[쑤]となる。
①ㄹ 수 있다の用例 可能
이 버섯은 먹을 수 있어요.この茸は食べられます。
이런 환경에서도 동물들은 살 수 있어요.こんな環境でも動物たちは生きていけます。
②ㄹ 수 없다の用例 不可能
이 열매는 먹을 수 없어요.この実は食べられません。
눈이 아파서 신문을 볼 수없어요.目が痛くて、新聞が読めません。
「~ㄹ/을 줄 알다/모르다」:可能・不可能
動詞の語幹の後ろに「~ㄹ/을 줄 알다/모르다」を付けると、ある行為をするための方法などを知っているかどうかや、そのための能力を持っているかどうかを示す「可能や不可能」の表現になる。
「줄」は、〈方法、すべ、手段〉の意味を持つ依存名詞で、未来連体形「ㄹ/을」の後ろに付くときの発音は常に[쭐]になります。
자전거를 탈 줄 아세요? 自転車に乗れますか。
한글 읽을 줄 알지요? ハングル読めますよね。
사전을 찾을 압니까? 辞書の引き方わかりますか。
例えば、かなづちで泳げない人であれば、○ 나는 수영할 줄 몰라요.× 나는 수영할 수 없어요.
泳げる人も今日は台風で泳げない場合は、× 나는 수영할 줄 몰라요.○ 나는 수영할 수 없어요.
となります。分かりましたでしょうか。自分の力でできることは「~ㄹ/을 줄 알다/모르다」ですし、他の力を借りてできるかできないかは「~ㄹ/~을 수 있다/없다」となります。
「못:できない」不可能の表現です。「~ㄹ/을 줄 모르다」と同じです。
담배 못 끊어요? タバコ、やめられませんか。먼저 술을 끊으세요. まずお酒をおやめなさい。
더 이상 못 먹어요. これ以上食べられません。
비 때문에 오늘은 연습못해요.雨のため今日は練習できません。
-지 못하다
「-지 못하다」は動詞だけでなく形容詞にも用いられる。
私は日本語が話せません(日本語を話す能力がありません)。○ 나는 일본말을 못 해요.× 나는 일본말을 할 수 없어요.○ 나는 일본말을 하지 못해요.
この商品は品質が(よい品質であってほしいのに/良い品質であるべきなのに)あまりよくありません。이 상품은 품질이 별로 좋지 못해요.
韓国語ジャーナル第13号 P.118 参照